-Flight SIM-

UPGRADE RECORD 2014-

 FS2004からフライトシムをはじめた私ですが、今までいろいろな拡張を行ってきました。

 その中で、例えば「FSで使用できるコントローラにはどのようなモノがあるか」「複数画面に表示するにはどうしたらいいのか?」「標準に入っていない、いろいろな機体を使うにはどうするのか」「閑散とした空港に自分以外の飛行機を表示させるにはどうすればいいのか」など、いろいろ調べながら導入、拡張を続けてきています。

 ということで、ありそうであまり見かけない、FS拡張の履歴を、なんとなく残しておきたいと思います。主に自分の記憶の補助のために(笑)


【目次】

■ソフトウェアの履歴

■ハードウェアの履歴

 →2003-2009の履歴

 →2010-2014の履歴

●2014/07 コラム式操縦桿導入

●2014/10 ラダーペダル更新

●2016/09 VRフライトシム環境構築


【ハードウェアの履歴】 2014以降


●2014/07 コラム式操縦桿導入

 実はかなり以前からの懸案事項だったのが、操縦桿を実機のモノに近い、コラム式操縦桿コントローラ(床からポールが伸びてその先に操縦桿が付いているタイプ)を導入することでした。

 実機の操縦桿はコラム式(エアバスはジョイスティックですが)なので、前方下寄りにある主要計器を普通に見ることができるわけですが、これまで使用していたボックスから操縦桿が伸びているタイプのコントローラの場合、画面を実機に近い位置に配置して計器類を表示すると、操縦桿のボックスのせいで計器画面が見えない、という問題がありました。(以前の写真を参照)

 これまでの操縦桿は、実機で言えばセスナと同じ構造なのですが、セスナでは計器パネルの計器の下から操縦桿が出ているため、操縦桿より上方にある計器を正しく見ることができるのです。

 ここが旅客機をシミュレーションしようとすると少々差異になっていました。

 と言うことで、実機に近い、コラム式の操縦桿が欲しいと思ってはいたのですが、これが大きなものであることもあり、結構高額なのです。
 安いモデルでも日本円で10万円以上、実機に近いモデルでは20万円以上するものもあります。しかも国内ではごく一部のショップ(ただしリアルな20万円以上のものしか扱っていないようです)を除き、販売している所がなく、廉価モデルを買おうと思ったら個人輸入するしかありません。これはさすがになかなか手が出せるものではありませんでした。

 それがたまたま比較的廉価なモデル(Saab機モデル)が国内のオークションに出品されているのを見つけ、これはぜひ入手したい!ということで落札、入手することができました。お値段も定価の半額程度で落札でき、ヤマトの引越し荷物配達で普通に送ってもらえたので、輸入の送料や手間を考えると大変簡単に手に入ったという結果でした。

 モノが届いて接続してみたところ、コントローラの動作範囲にズレがあった(海外のモノや自作品では良くある事象です)ものの、以前のスロットル同様にFSUIPCで入力範囲をキャリブレーション調整して、完全に動作するようになりました。

 使用してみると、操縦感覚が以前JALの訓練センターで体験したシミュレータに一気に近づいた印象で、リアルホームコックピットに一歩前進した気がします。これは幸運な出会いだったと思います。

 

 ちなみに少しでもボーイング機に近い気分で使おうと、よく操縦桿のセンターに付いているクリップボードのレプリカ(アクリル製ですが結構それっぽい感じです)を販売しているところがあったので、購入して取り付けてみました。それで写真のように若干それっぽい感じになった次第です。

 あくまでも個人のシミュレータなので、気分が重要です(苦笑)

 

 さて、次の懸案は、スロットル周りでしょうか。フラップレバーとか、実機のように操作してみたい欲求に駆られる事が多いのですが、こちらもお値段が…また暫くは現状維持かと思います。はい。

 


●2014/10 ラダーペダル更新

 さて、先日操縦桿を更新した事もあり、実は少々気になっていたラダーペダルも更新することにしました。

 これまでは『CH-Products CHProPedal』を使っていて、シムを始めてしばらくした時期、日記によれば2005年に購入しているので、かれこれ9年以上使用していたのですが、先日体験した実機シミュレータのラダーペダルの感触をイメージすると、コレが実機にかなり近そうだ、と、ここしばらくずっと気になっていた『Saitek Pro Flight Combat Rudder Pedals』を自分へのバースデープレゼントという言い訳で購入。

 少し前まで輸入モデルが4万円というお値段で躊躇していたのですが、最近正規輸入品が2万円弱で出回るようになってきていたと言うのも購入に踏み切る理由でありました。

 無事設置、ドライバを設定して使ってみましたが、足を置く幅も広がって、確かに足の掛かり方が実機に近い感じがします。良好です。

 ただちょっとペダルの踏み込み(ブレーキ操作に相当)が軽過ぎる気がするので、ここはそのうちバネを強化するとか、何か考えたいと思います。

 と言う事で、無事更新。

 

 で、ここまで来るとやはり次に気になるのはスロットルだなぁ…どうしたものか。うーん。

 でも今後もじわじわと進めたいですね、ホームコックピット構築。


●2016/09 VRフライトシム環境構築

 と言うことで。ついにフライトシムの中へ。

 既にFSXをVRで実行するソフトウェア(https://flyinside-fsx.com/)が存在していて、日本でも買える(海外オンライン決済でレジストレーションキーを買う方式で)ことを知り、いつかやってみたいと思っていたVRフライトシムを、とうとう我慢しきれずに導入してしまった次第。


 と言うことで、拡張性やらケーブルの引き回しやらいろいろ検討した結果、Oculus Riftでなく、HTC Viveを選択。

 両手分のコントローラ付きなのと、いつの日かルームスケールVRが出来る日を夢見つつ、ということで。

 ちなみに、お台場の体験施設で現物を体験して、現物の解像度が低く、フライトシムをやっても計器が読めないだろうと判っていたし、4K液晶のスマホでgoogleカードボードを見た方が同じソースでも鮮明に見えることも把握していました。
 正直高い買い物だけに、次世代の4KのVRが出たら買おうかと、そう思っていたのです。

 しかしあの、お台場で体験した「アーガイルシフト」の『コックピットに入った感』がどうにも忘れられず、モヤモヤしていたところに、ここ数年の仕事の繁忙のストレスからか、エイヤー!と、新しいPCとHTC-Viveを一括発注でポチってしまったと、そういった経緯で。

 さて、荷物が届いて、まぁ、予想通り、まずは設置場所で四苦八苦。

  私の部屋はいわゆる魔窟、でありまして、そもそも隙間が少ないのです。

 もちろんルームスケールVRなんて遊ぶ空間はどこにも存在しないので、端から着座運用で設定。
 2つのセンサーを設置して、ヘッドセット本体から伸びる、甚だ邪魔なケーブルは、ラックの隙間を這わせて引き回し、ロフトベッドの手すりにケーブルをひっかけて、自席に座った際に、うまいこと後方の上から垂れ下がるように配置。

  と、そんな設置作業をしながらPCを初期設定して、フライトシムを入れなおし。FSXはFS2004と違ってアドオンが少ないので、まぁそこそこに設定が完了。
 その後VR関連のドライバソフトやらユーティリティやらのセットアップをして、まずは環境を完成。

 で、肝心の”FSXをVRで遊べるようにするソフトウェア”「FLYINSIDE」をダウンロードして、まずはお試し起動を実施したところ、これがエラーが出て動かない。
 どうやら英語版を前提に作られているため、たとえば日本語版の「バーチャルコックピット」を解釈してくれないらしく「シミュレータをVirtualCOCKPITモードで起動して下さい」というようなメッセージが出て弾かれてしまい、「バーチャルコックピット」を選んでいるのに動かないという事態に陥ります。

 しかし、エラーをよく読むと「コンフィグファイルに記載されている定義記載を「Virtual cockpit」にしなさい」と書いてあり、この設定ファイルの「バーチャルコックピット」というカタカナ記載を全て「Virtual cockpit」に書き換えたところ、無事起動できました。

 そして、ヘッドセットを被って目を開いた瞬間。感激でした。

 ちょっと狭いあのコックピットの中に本当に入ったような感覚。予想通り計器の文字は解像度が足りず、読めませんが、それでも「機内に座っている感じ」はかなり強く感じました。

 各スイッチ類も、CG画像ながら、立体表示されているので、思わず手が伸びてしまいました。

 そして滑走路を離陸すると、視覚に騙されて、なんとなく身体まで浮いたような錯覚を覚えるくらいには「飛んでる感」がしっかり味わえました。

 顔を動かした時の表示の時間遅れもほぼ無く、視野もそこそこに広いので、3D画像の「覗き込んでいる」感じと違い、VRは「中に入っている」感覚が大変強いのです。やはりコックピット物には大変親和性が高いと思います、VR。

 「とにかくバーチャル世界で飛んでる気分をどうしても味わいたい!」という人にはお奨めです。

 が、特に以下の問題があることは承知の上で、割り切って買うくらいの覚悟は必要です。

・とにかく解像度が足りない。計器の文字は顔をかなり近づけないと読めない。
・FSXをVRで動かすソフトは英語版なので、VRソフトの設定画面の日本語が文字化けして表示されてしまう。シミュレータ自体は日本語で動いているのでFSの各種設定表示は日本語で正しく出ます。
・バーチャルなので思わず手が出てしまうが、手ではボタンは押せない。その代わり、VIVEコントローラを使ってスイッチを指してやればMCPパネルやオーバーヘッドの操作はわりと直感的にできる。
・やはり物理的に部屋や座席周りにそこそこの広さが無いと、プレイ中、地味にあちこちぶつかる。
・ARでなくVRなので手持ちの物理コントローラは見えない。なので「この辺にスロットルユニットが置いてあるはず…」「手に触れる操縦桿がVR画面内の操縦桿と一致しない」という状況で操縦することになるので、結構「空振り」が頻発する。
・なんだかんだで目が疲れる。

・長時間遊んでると酔う。(まぁ私はかなり酔いやすいタチなんですが…)

 と言うことで、待てる人はもう一世代進化を待ってから買った方が良いと思います。

 もし、今後買おうとお考えになる方がいましたら、買う前に必ず実機を体験することを強くお奨めします。
一部量販店の店頭やイベント、VR体験施設等で、どんなモノか体感してから買った方が良いです。ネットの噂だけで買ってしまうといろいろガッカリすることもあるかもしれませんので。

 と、いろいろ書きましたが、久しぶりにワクワクするあの感覚を味わえたので、自分としては良しとしたいと思います。

 あとはホント、解像度がもっと上がって、ヘッドセットが小さく軽くなって、ケーブルがワイヤレスになれば良いんですけどねぇ…でも、後数年でそんなモノが出揃ってくるかもしれませんね。まぁ、ニッチなジャンルなのはこの先もずっと変わらないと思いますが(笑)

 と言うことで、久々に大規模なフライトシム投資をしたのだった。という記録。

 ちなみにVRは確かに凄いですが、やっぱりフルスコープシミュレータが最終ゴールですね。
 コックピットはスイッチが操作出来てこそ、だと思うので。


●2018/06 VRフライトシム環境強化

 強化と言ってもVRゴーグルを、正直費用対効果は宜しくないと理解したうえで、それでも最低限の計器が読めるようになるであろう解像度の向上を享受すべく、HTC-VIVE-Proのアップグレードキットを購入。

 適用したところ、確かに計器は読みやすくなった気がします。あと設定画面の文字なんかも読みやすくなったと思います。バーチャルデスクトップのアイコンのファイル名も文字も読めるようになりました。

 が、鮮明かと言われると、やはりまだ視界の網状のドットは気になりますし、「CGを見ている」感じはかなり残ります。ここはやはり4Kや8Kのヘッドセットが出るのを待つしかないかもしれません。あとそれに耐えうるグラフィックボードも。

 という事で、少しでもマシにしたい!という強い意志がある場合を除き、もうワンステップ性能が上がるのを待った方がよいように思います。

 あ、でも改良されたヘッドストラップは良いです。つけ外しがスマートだし、確かに重量バランスも改善される気がします。ヘッドホンユニットもこれくらいならアリかなと思えるくらいの音がでたので個人的にはそれなりの改善の実感があります。といった感じでした。

 

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