-Flight SIM-

UPGRADE RECORD

 FS2004からフライトシムをはじめた私ですが、今までいろいろな拡張を行ってきました。

 その中で、例えば「FSで使用できるコントローラにはどのようなモノがあるか」「複数画面に表示するにはどうしたらいいのか?」「標準に入っていない、いろいろな機体を使うにはどうするのか」「閑散とした空港に自分以外の飛行機を表示させるにはどうすればいいのか」など、いろいろ調べながら導入、拡張を続けてきています。

 ということで、ありそうであまり見かけない、FS拡張の履歴を、なんとなく残しておきたいと思います。主に自分の記憶の補助のために(笑)


【目次】

■ソフトウェアの履歴

■ハードウェアの履歴(別ページ)


【ソフトウェアの履歴】


▼フライトシミュレータソフトウェア本体

FS2004(マイクロソフトフライトシミュレーター2004)→Amazon
 2004と言っても発売は2003年10月。2002に比べていろいろ改良されているらしいと言う事と、このころからPCのスペックが上がって来てまともにシムが動かせそうだと言う事で購入に踏み切りました。価格は1万円ほど。(その後通常版が発売されこちらは7140円に値下げされています)
 当時は高いと思いましたが、インストールしてみると本当に細かい設定ができたり、拡張機能が充実していて納得のお値段だと思いました。
・・・しかし、よもやここから延々と追加投資が続くとは、当時考えもしませんでしたが・・・

FSX(マイクロソフトフライトシミュレーターX)→Amazon
 マイクロソフトがFS2004の後継ソフトウェアとして発売した、2009年時点で最新のフライトシミュレータソフトウェアです。発売は2007年1月。定価は2004よりも安く7140円です。
 Flight Simulator XのXは10を意味しますからFS10。記念すべき10代目ということです。ちなみにFS2004は実はFS9ですね。
 私が購入したのは
FSX日本語版本体とその後発売されたAccelerationパックがセットになった「ゴールドエディション」で、これは2008年11月に発売されています。このパックでは戦闘機による航空母艦への発着陸などにも対応しています。
 Xのグラフィックは2004に様々な追加ソフトを入れまくった状態と同等かそれ以上に綺麗になり、音響も5.1チャンネルサラウンドに対応。操作できるスイッチ類も増えて、大幅に進化した実感があります。
 しかし、その分必要なCPU性能は最低でもPentiun4-3GHzでグラフィックボードも3Dゲーム対応の高性能なものが必要です。2008年以降のPCならばなんとか・・・でもノートPCではまず動かない(?)という印象。
 ちなみにオンラインフライトにも対応していますが、ソフトウェアがXと2004で異なっているのでそのままでは2004とXのユーザーが一緒の空を飛ぶ事は出来ません。別途FSのサーバソフト「FShost」等を稼動させて、FSX用のクライアントソフトを入れるなど、対応が必要ですのでご注意を。
 それにしてもXは確かに良くできています。2004の課題もかなり解消された印象です。これからFSを始められる方はぜひFSXを導入されることをお薦めします。


▼アドオンソフトウェア(国内パッケージ版)

■[AeroSim社製品]

・Approach & Landing in Japan 2004 Vol.1
・Approach & Landing in Japan 2004 Vol.2
・Approach & Landing in Japan 2004 Vol.3
・Approach & Landing in Japan 2004 Vol.4
・ATP Basic Flight in 下地島
機体データと空港シーナリデータ、アドベンチャーデータを含む追加ソフト群です。
国内のフライト環境が一気に向上しますよ。
自動インストールできるのでお手軽です。
特にATP下地島は訓練アドベンチャーシナリオが入っているので正しく綺麗に飛ぶ練習をするには大変役立ちます。もっとも、綺麗に飛ぶのはそれなりに難しいですけども(苦笑)

・Classic Liners Vol.2
一昔前の旅客機の機体データを集めた追加ソフトです。L1011トライスター、DC10、DC8といった、30代後半の人間が子供の頃あこがれた機体が入っています。

■[Overland社製品]

・大空にこだわろう!世界のエアライン
追加機体データのパッケージです。
Airbus社Boeing社の機体と世界各地のエアラインの塗装データがセットになっています。
A380のデータもあります。

・大空にこだわろう!日本のエアライン
こちらは日本国内で活躍する機体と、国内エアラインの塗装データのセットです。
何か大人の事情があったらしく、現在は絶版になっています。

・Wilco Regional Jet Collection
後述の海外ソフトにも登場する、WilcoPublishing社のCRJとFeelThere社のERJをセットにした機体データパッケージが発売されています。日本語のマニュアルも付いているので安心です。
こちらは実績のある海外ソフトだけあって、かなり緻密なデータになっています。フライトコンピュータ(FMS(Flight Management System))ももちろん使えますのでおすすめです。

・ジャストフライト トラフィック
これが自分以外の飛行機(AI機)をわりとリアルっぽく運行してくれる、AIトラフィックソフトです。元は海外の製品ですが日本版パッケージが発売されています。
FS2004では航空交通量のパラメータを増やすと自分以外の飛行機が現れるようになりますが、それでも羽田空港等では寂しい限り。その点コレを導入するとたくさんの飛行機が飛び交って、実にリアリティーが向上します。(その分処理が重くなりますが)
ちなみに調子に乗ってトラフィックを増やし過ぎると航空路渋滞で自分が着陸できなくなったりします。

■東京フォトシーナリー
東京近郊の航空写真データを元に作成されたシーナリーのセットです。
写真ですからリアリティーはかなりのものがあります。ボクの実家も写ってました(笑)
ただし、綺麗な分、処理が重いのが難点と言えば難点でしょうか。


▼アドオンソフトウェア(海外ダウンロード版)
※海外で販売されているダウンロード版のソフトウェアをオンライン販売で購入しました。購入、導入の手続きは英語での対応になります。少々敷居が高くなりますが、それ以上に導入効果が大きなモノが多いです。
海外ソフトはsimMarket(英語サイト)のオンラインダウンロード販売で購入できるもの、メーカーサイトから直販で購入するものなどがあります。→【海外ソフトダウンロード購入補足記事

■FSUIPC
FS2004と外部ツールの橋渡しをしてくれるモジュールソフトウェアです。以下に掲載している追加ソフトや特殊なコントローラーなどを使う場合は事前にインストールしておく必要があります。
外部からFSをコントロールしたり、FSの計算データ(飛行機の位置や高度、速度情報など)を外部に引き出すことができるもので、少し凝った作りの外部ソフトウェアや、一部の高機能機体データなどを使おうとすると、かなりの確率でこのソフトウェアが導入されていることが条件とされています。
プログラムとしては小さなものですが、その意義はかなり大きなものです。
単体で雲や気象表現の調整、コントローラの個別調整を行なう機能も持っています。

■FSNAVIGATOR
※残念ながら、2008年時点で販売が終了してしまったようです。残念。
FS2004で航空機をレーダー監視する機能とフライトプランを簡単に生成できる機能
を持ったソフトです。
自分の機体のフライト状況をリアルタイムでレーダー監視できる他、実際の航空路、無線標識が表示される見やすいMAPにあわせて、リアルなフライトプランを簡単に作成できたり、空港のSIDやSTARと呼ばれる標準出発経路、着陸経路も自動サポート。もちろん作成したプラン通りにオートパイロットを制御することも可能です。
更にオンラインプレイに接続すると、他のプレーヤーのフライト状況をレーダー監視できて、誰がどこをどちらに向かってどの高度でどれくらいの速度でフライトしているかが手に取るようにわかります。
見栄えも良くて、楽しいソフトです。 →
補足記事

■HIFI SIM ACTIVESKY 6.5
その名の通り、空をアクティブにするソフトです。雲や空の画像データを組み込んだり、オンラインでリアルな現地気象を受信して、その場所の気象状況を再現します。
要するに嵐の日に嵐の空港に行くと、嵐になっている。そんなソフトです。
FSの標準機能でも”実際の気象”という設定がありますが、あれが高度になった物と考えて良いと思いますが、FS2004デフォルトの空や雲がかなりリアルな描画のデータに変更され、リアルに感動的な空が再現されます。素晴らしいです。

 

【精巧な背景描写】

■Real Environment Xtreme 2 (REX2)
海外のFS関連フォーラムでもよく話題になるソフトで、空や雲、海や湖の水面の作画を”ものすごくリアルに”してくれる追加ソフトです。
特に雲の描写がもの凄くリアルな感じになります。一瞬写真と見分けがつきません。雲の合間を飛ぶと本当に感激します。
更に夕日や朝焼けの表現、空港の照明等ももの凄く綺麗になります。他にも海面の揺らぎ、滑走路のコンクリート描写などが改善され、大変効果的なソフトです。
前述のActiveSkyの導入で空や雲はかなりリアルになり、満足度は十分だと思いますが、こちらを導入すると更にリアリティーが上がる印象です。
(こちらはFlight1によるソフト販売になります。導入についてはこちらのサイトでわかりやすく説明されていますので参照してみてください)

■Ground Environment PROFESSIONAL
地表の作画をものすごくリアルにしてくれる追加ソフトです。
フォトシーナリが入っていない地域ももの凄く写実的な描写になります。
FS2004でもここまでリアルになるのか!初期状態とは完全に別物だ!と思える素晴らしいソフトです!
FSXの背景表現に肉迫する印象で、FS2004から様々な事情でXに移行できない・・・という方には迷わずお薦めのソフトウェアです。
(こちらはFlight1によるソフト販売になります。導入についてはこちらのサイトでわかりやすく説明されていますので参照してみてください)

 

【精巧な機体データ】

■PMDG B737NG(-600,700,800,900)
非常に精巧な機体データを製作しているPMDG社の機体データです。
エンジンの起動はもちろん、FMS(航法コンピュータ)の設定、APUの運転、電源切替、空調操作まで可能な、かなり実機に近い(と思われる)データです。その緻密さは感激モノです。
詳細過ぎていろいろ神経を使いますが、グラスコックピットの表示等は実機と同様。素晴らしいデータです。そして、やはりその代償に少々処理が重いです。
(こちらはPMDG社からの直接ダウンロード販売になります。購入方法はよくあるクレジット決済によるものです。)

■LEVEL-D B767-300ER
非常に精巧な機体データを製作しているLevel-Dの機体データです。
以前は「パイロットインコマンド」シリーズの精巧な機体データを製造販売していたチームが新たにLevel-Dブランドで機体データ供給を開始しています。こちらもエンジン起動、FMS(航法コンピュータ)の設定など、PMDGと同等に近い細かい操作ができるデータになっています。日経BPでも紹介されていますね。
またomiyan氏による日本語の大変詳細なファンサイトがありますので、興味のある方はぜひ訪れてみて下さい。
(こちらはFlight1によるソフト販売になります。導入についてはこちらのサイトでわかりやすく説明されていますので参照してみてください)

■PIC Airbus A320 series vol.1
非常に精巧な機体データ、PILOT IN COMMAND(PIC)シリーズ製作しているWilcoPublishing社の機体データです。
Airbus機の制御系はボーイング機とは結構異なっている(いわゆるフライバイワイヤによる電子制御が主体の設計)のですが、これをかなり忠実に再現している・・・と思われる機体データです。各種自動制御やそれに伴うアラートの発報など、リアルな印象で、もちろん
エンジン、電源、圧縮空気周りの制御や、航法コンピュータの設定も可能です。
ちなみに、FSX版はWindows-Xp、Vista両対応のようですが、FS2004版はWindows-Xpのみ対応です。一応FS2004版のデータはVistaで動いている私の環境でも動くには動くのですが、しばしばフライト中にFSがダウンします。また、『この機体を選択した状態でFSを終了すると必ず異常終了してしまう』という不具合がありますので、Vistaで利用される際はFSXと組み合わせる必要があります。

(こちらはWilco社からの直接ダウンロード販売になります。購入方法はよくあるクレジット決済によるものです。)


▼アドオンソフトウェア(フリーウェア)

Japan Terrain Mesh Scenery
テレイン。つまり地形について、日本全体の標高をカバーするシーナリー基礎データです。
精密な標高データの集合体で、これを適用するとデフォルトでは平面でイマイチな山の形などが一気にリアルに成ります。メッシュの細かさによってデータの量が変わります。細かくすればより綺麗ですが当然処理が重くなりますので自分のマシンスペックに合うデータを使うのが良いと思います

福島空港シーナリー
非常に素晴らしい出来の福島空港シーナリーデータを作成されておられます。
かつての福島県民としては大変ありがたいデータです(笑)

AVSIM(フリーデータ各種)
 こちらは有名なFSデータ関連の総合サイトです。世界中の人々が作成した機体データや計器データ、音響データ、塗装データなど、さまざまなフリーのデータが掲載されています。
 CRJなどエアバス、ボーイング以外の機体や戦闘機、仮想機体(FireFoxやAirwolfなど)もあって、かなりたくさんのデータを活用させてもらっています。
 エンジン音のデータなどは臨場感がとても良くなりますよ。
 フリーウェアでも劇的にシム環境を向上できるのですが、英語のサイトなのである程度の英語力が必要です(苦笑)
 あと、初回にユーザー登録が必要です。登録は無料ですし、特にヘンなメールが送り付けられたりもしませんので、素直にユーザー登録して活用すると良いと思います。
 また、TOPページ上部にある"Library"のリンクからライブラリ検索画面に飛びます。
 ここで上側のテキストBOXとプルダウンから個別のデータ名称で検索できるのですが、なかなかヒットしにくいです。下側の" Use this box to view all files in a category!"と書かれているプルダウンで"FlightSimulator2004-OriginalAircraft"を選択すると機体データのリストが出ますので、こちらから好みの機体を探すと良いと思います。
 ちなみにフリーメンバーは帯域制限が掛かっているとの事で、ダウンロードには少々時間が掛かりますので悪しからず。

FSimCafe
 こちらもフリーの機体データなどがある総合サイトです。AVSIM同様にアカウントを作成する必要がありますが、こちらも特に弊害は無いので大丈夫だと思います。
 右側にあるリストの"Filelibrary"に各種データがあります。データが民間機、軍用機などのカテゴリで登録されているので、ざっくりとデータを探すには便利かも(笑)

Simviation
 こちらもフリーの機体データなどがある総合サイトです。「フリーアクセス」ボタンから特に登録無しでアクセスできます。左側にある"Download"からリストにジャンプします。こちらも民間機、軍用機などのカテゴリで登録されています。

Project Open Sky
 フリーの機体データ、リペイントデータなどを配信しているサイトです。
 Downloadリンクから各種機体データのリストへジャンプします。
 ボーイング、エアバスともかなりのラインナップです。
 CRJ-200のAsiaリストにはちゃんとフェアリンクとJ-Airもありました(笑)

Premier Aircraft Design
 フリーの機体データを掲載しているサイトです。
 "AIRCRAFT MENU"から機体データへリンクします。こちらのCRJやリアジェットはフリーデータのなかでもかなり良くできていると思います。私はCRJ-700のハウスカラーモデルをよく使わせてもらっています。

※これらのフリーの機体データはインストーラー付きでそのままインストールできるものと、ダウンしたデータを解凍して個別にフォルダにコピーして、configファイルを修正しなければならないモノがあります。
導入の仕方はデータファイル付属のReadme.txt等に書かれていますので確認してみてください。
(海外のデータだと解説も英語なのですが・・・(苦笑))


■ハードウェアの履歴

ハードウェアとソフトウェアを別ページにしました。
ハードウェア関連はこちらのページへ (2009年2月22日)


 

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